Mastodonサーバーを作った話し その1
はじめに
お一人様インスタンスを立上げました。
このインスタンスは、わたし個人がサーバーを借りて運用しているSNSになります。お盆休みを利用して、Mastodonサーバー(インスタンス)の立上げを計画し、ちょうど台風が来ているときで、用事もなかったタイミングで作業をはじめました。
【結論】 無事に立ち上がりました。 (ただし、予定より4日ほど遅れました。)
背景
このblog?というか、散文を書く場所と同じように、自分でサイトを作ることをやってみたかったという衝動で動き始めました。最初にこのサイトを作り「やったね!上手くできた。じゃあ、次はSNSだ。」ぐらいのノリで始めてしまいました。
そもそも、mastodon自体はアカウントを持っていたものの、使い込むというより、Twitterの代替え候補のひとつといった認識程度しかなく、仕組みもよく分からずに作り始めてしまいました。
準備
まずは、ザックリと世の中のMastodonサーバーの立上げについての記事を読みました。
だいたい、2017年~2019年ぐらいの記事が多かった印象です。 どれも、本家マニュアルに沿った構築が主な内容が多かったと思います。 また「Dokcer環境」か「コンパイル環境」かの、違いがあることが分かりました。
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まずは、本家のサイトドキュメントをザーッと斜め読みしました。
後になって分かったことですが、以下の要件を満たしていないと難しいことが分かりました。
- 前提条件
- サーバースペック:メモリ:2GB以上(推奨4GB)
- メール:Gメール、MicrosoftメールなどSMTPサーバー設定が出来るアカウント
- ドキュメントに記載された内容の準拠
メモリは、Railsのモジュールをコンパイルするときに必要になります。 わたしは、最初VPSで1GBを契約していましたが、結果的に2GBにスペックアップしました。メモリスワップなど試しましたが、1GBでは歯が立たず、コンパイルエラーで先に進みませんでした。
メールサーバーは、既存のモノを使えばよいのですが、メールパスワードを平文のConfファイルに置くことになるので、出来れば事故のないように専用アカウントを作った方がよいと思います。
ハマったポイント
- メモリが足りないと、コンパイルエラー続出
メモリが足りないのは、冒頭に書いたとおりです。さくらのVPSでも2GB以上、4GBを推奨と記載がありました。
参考ページ:さくらのVPS-Mastodon
運用自体は、個人で小じんまりとやるつもりだったので、1GBでも大丈夫でしょうとタカをくくったのが間違いの元でした。 ちゃんとレシピ通りの食材を用意することが肝要です。 結果、契約しているプランを1GBから2GBに変更しました。
- SMTPサーバーのアカウント準備
先人たちの知見からは、(最初は)SMTPサーバー無くても良い的なことが書かれていましたが、最後はサーバー運用時に必須になります。管理者として連絡先を表示する必要が出てきます。 管理者としてのたしなみ?だと理解しました。 こちらは、様々なサービスがあるのですが、Gmailで準備することにしました。
参考ページ:mastodon構築時等でSMTPのメールをGmailでやりたい
- SQLの設定
結果的に、本家ドキュメント通りに設定しました。 いくつかのページで、SQLに割り当てるメモリ容量などを設定した記事を読みましたが、効果があったかは、分かりませんでした。
本家のドキュメントは、この部分は簡素に書かれており、そのままで問題ないのか不安な部分を残していますが、今のところエラーはなさそうなので、本家のドキュメント以外になにかやる必要はなそうです。
- rubyとmastodonのバージョン整合性
結果的に、rbenv 3.0.6と、Mastdon 4.1.2の組みわせでコンパイルしました。後日、追って記事にしたいと思います。
- SSLと設定手順&Hugoとmastdonの共存設定
「SSLの設定」と「Hugoとmastodonの共存関係」も合わせて後日、記事にします。
(続く)
Referenced sites
Update details
2023-08-26 New Entry